21世紀を担う人づくり
子ども達は一人残らず原石です。それぞれの能力の素質を見極め、才能を開花させてやることこと、親の務め、社会の務めです。大切なのは子どもが興味を持てる教育内容の充実と教育者養成システムの変革、子どものうちから学習における動機付けをはっきりさせることです。そのためには、初等教育と、特に幼児教育を重視し、幼児教育の無償化、私学助成の充実、ゆとり教育の見直しを図るべきだと考えています。
また、知育・徳育・体育を支える基礎は、食育です。食べるものに何が使われて、それが心や体にどう影響を与えるのか、しっかりと教える必要があることから、学校栄養教論制度のさらなる充実を図ります。また、子ども達の体育振興のため、スポーツ指導者の育成や活動基盤となる施設の整備、自治体や各団体による情報発信を支援したいと考えています。
人間の快適さと地球環境の両立
わが国には四季折々に美しい風景があります。美しい風景を見て感動することこそ、自然環境保護の原動力だと考え、自然環境の保護と調和する観光産業の振興を目指しています。
また、景観に配慮した街づくり、災害に強く安全なバリアフリーの街づくりに取り組み、子供から高齢者、そして体の不自由な人が安心して快適に暮らせる生活環境を創出します。
我が国の経済は数々の公害問題を克服しながら発展してきました。そのノウハウを活かし、人間が快適な環境と地球環境の両立を追求したいと考えています。
現在我が国は、「世界の平和と共生」に、いかに積極的に貢献するかが問われています。これまでの豊かな経験と技術を通じて国際貢献すること、特に、高度な環境技術の移転は、これからの拡大する地球環境問題の解消と、持続的な世界経済の発展に大きく貢献できるはずです。
地方分権の確立
権限と財源を地方へ移譲し、真の地方分権を確立します。行財政システムのスリム化を一層推進し、国の財政再建を実現させます。またサービス分野の公正な入札制度を整えるべく、価格だけでなく、品質を確保するためのインスペクター制度導入を目指します。
さらに、住民と自治体をつなぐ場、住民がその能力を十分に発揮する場として、コミュニティの再生・強化を図り、地域に根差したクラブスポーツの振興を提案します。
国の基である農林水産業を振興し、食の安全・安心を確保します。そして、地方都市の活性化を図るべく、農産物の付加価値を高め、所得確保につながる加工・産直事業、グリーンツーリズムを推進します。
医療・福祉政策の充実
少子化高齢化の進行は急激です。 財政の問題からも、全ての国民が安心して心豊かに暮らすには、介護保険制度をはじめとする高齢者福祉政策の充実を図り、設備や人材育成について、先を見越した取り組みが必要です。そして、育児休業制度の拡充など働く女性の育児休業中の生活保障を図るとともに、母子保健医療体制の整備、不妊治療の保険適用、税制上の優遇も含めた児童手当(子育て支援)制度の改善や保育体制の充実を実現します。
さらに、寝たきりの予防、増大する医療費の抑圧のためにも、誰もが気軽に生涯スポーツを楽しめる環境を整備し、国民の健康増進を図りたいと考えています。